何を言うか?どう言うか?【言い方実践編 第2弾】

子どもへの声掛けテクニック

以前、こんな記事を書きました。

何を言うかでなく、どう言うかが大切!

 

 

伝えたいこと、分かって欲しいことがある時に、どのように言うか考えてみよう!

こんな風に声掛けしてみたら?

きっと、子育てに役立つよ!

まあ、こんな内容です。(大した内容ではありません。笑)

よかったら、以前の記事も読んでから、今回も読み進めてくれるとありがたいです。

 

 

 

「どう言うか?」を考え、実践してみました!

今回は、こんなシチュエーションでした。

 

 

【別れが名残惜しい2人】

息子(小1)の同級生(仮にAくん)が遊びに来ていました。

Aくんは息子と仲良しで、いつも約束の時間を過ぎても遊んでいるそうです。(母談)

 

 

そして、今日も外で楽しそうに遊んでいる2人。

妻が買い物に出かけていて不在。

 

 

買い物に出かける前、自分にこう言っていきました。

妻「あの2人、仲がいいのはいいんだけど、約束の時間になってもなかなか帰らないんだよね。

時間 過ぎても遊んでたら声かけてあげて。それでも、なかなか帰らないんだけどね。」

 

 

なるほど・・・・。

時間だから帰りなさい、はあまり効果が無いってことか。

それならば・・・・、どう言うか?

 

 

と、考えているうちに17時の鐘が鳴りました。

17時の鐘で帰る約束になっている。

そして、確かに、5分経っても帰る気配がない。

楽しく遊んでいる。

 

 

う~ん。

17時の鐘に気が付かないフリして遊んでやがるな!あいつら。

さて、どう言うか?

もう約束の時間を10分経過している。

 

 

ここは、前回の記事で書いた通り、「子どもの判断に訴えかけるようにする」を思い出し、「~しなさい」ではなく、「~しなくていいの?」を選択してみました。

こんな感じで。

 

 

自分「ねぇ。17時の約束じゃないの?」

息子「だって、Aがもっと遊びたいって言ってるんだもん!」

(間髪入れず、息子がA君をフォロー。)

自分「いや、そんなこと聞いているんじゃなく、約束守らなくていいの?

息子「・・・・。」

A君「・・・・。もう、帰ります。」

 

 

「~しなさい」って確かに強制力があるように感じますが、一方通行なんでしょうね。

命令形の形だから。

軽く無視しても、聞こえなかったぁとか、夢中になって気が付かなかったぁなんて言い訳もできてしまう。

 

 

でも、「~しなくていいの?」は疑問形だから、やり取りが発生する。

その疑問形が今回は「約束守らなくていいの?」になると、その答えは自分が発するものだから当然その答えに責任をもつ必要が生じてくる。

軽々しく「べつにいい!」とは宣言しづらい。

相手の判断に訴えかけるということは、こういうことなんですね。

 

 

17時が過ぎた時点で「帰りなさ~い!」ということもできましたが、それでは次も同じことの繰り返しになると思います。

今回のように、「17時に帰るというのは約束なんだ」ということが心に刻み込まれれば、きっと17時で帰ろうという行動に移すことでしょう。

まあ、まだ小1だから難しいかもしれませんが。

また、様子を見ていきます。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ご意見、感想などいただけたら嬉しいです。