今日は、夫婦の在り方の話題です。
上の子が生まれてからもう9年が経ちました。
振り返ってみると、この9年間の子どもの成長は凄まじく、その子育てに時間を取られてたとはいえ、自分なんかはほとんど成長をしていない感じがします。
でも、こうやってブログを書くためにいろいろと想いを馳せるようになり、自分なりに振り返ってみると、自分も子育てを通してそれなりに出来るようになったことがあるんだなぁと最近気が付きました。
それは、料理!
夫婦二人の時にも料理をすることはありましたが、料理というよりは酒の肴を用意していたというのに近いでしょうか。
本当に家族に「美味しい食事を食べて欲しい」という思いで作った食事は、忘れもしないあの時です。
「2歳の娘と留守番&夕食作り」
妻が出産後初めての飲み会へ。
夕食も自分が用意するから楽しんでおいで~!と送り出す。
もちろん二人きりが初めてではないが、夕食作りもとなると少々プレッシャー。
少しでも娘に「美味しかった!」と感じて欲しい。
そんな思いで作ったのは、スパゲッティミートソース。
今、振り返ると、作り方も味付けも出来栄えもすべてのレベルが低いものだった。
それでも、娘は美味しいと言って食べてくれた。
あれから6年。
定期的に料理をするようになりました。
いろいろな料理ができるようになり、もちろん一番得意?なのは「パスタ」です。
今では、「自分で言うのもなんだけど、コレ旨い!」と言えるぐらいのレベルになりました。
家族みんなが「美味しい!」と言って食べてくれます。
この料理が唯一、この9年間で成長した証かなと思います。
それは、自分がそれなりに好きなことだから続けてこられたのかもしれません。
いや、実際最近までそう思っていたのですが、よくよく考えたら妻のある行為が自分をそのように成長させてくれていたのかと気付くことができました。
一言で言うと、「父を立てる」というのでしょうか。
料理をすると言えば、盛り上げてくれる。
「今日は、父ちゃんのパスタだって!」
「やったね!」
「何がいいかなぁ?」
料理を振る舞えば、肯定的な感想を積極的に言ってくれる。
「おいしいね!」
「なかなかいいじゃない!」
「これもいいね!」
子ども達の口に合わないことがあった時にも。
「私はこれくらいの味付けでいいなぁ」
「ちょっと大人の味だったね」
そして、最後に必ず。
「ありがとう、美味しかったよ」
そう!
すべて、肯定的なんですよね!
多少こうした方がいいというアドバイスもありましたが、それもこっちが尋ねた時だけ。
やんわりと伝えてくれます。
こんな風に父親を立ててくれたので、自分も成長できたのだと思えるようになったのです。
そして、この行為は私の成長のみならず、家庭全体にも良い影響が広がると思うんです。
父親だから!と威厳を保たなくても良くなるんです。
母親が立ててくれるので、父親ががっつり存在感を示さなくても子ども達は認めてくれるようになる。
この辺りのことは、また機会があったら記事にしたいと思います。
まあ、見方によっては「おだてられている」だけなのかもしれませんが、家族の、妻のあたたかい声掛けがあったからこそ、自分が成長できたのは事実です。
気付く学びもありますが、自然と身に付いていく学びもあるんですね。
自分も同じように、妻の行為に感謝しつつ、肯定的な声掛けが自然にできるようになりたいです。
「おだてる」だけにならないように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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