教育業界では今、進んで学ぶ姿勢やコミュニケーション力、思考力・判断力を高めることが求められています。
まあ、今でなくても必要な力ではあるだろうし、生きていく上ではしっかりと身に付けさせたい力ではあります。
でも、これって学校などの教育機関だけでは難しいような気がしません?
だって、学ぶ内容(教科)は決まっているし、人とのコミュニケーションを取れる機会っていっても仲のいいクラスメイトと先生くらい。
想像するに、勉強している時ってそんなにコミュニケーション取る時間は無いようにも思う。
そして、思考力・判断力っていっても学校生活の活動でのことだけ。
学校でも様々な体験ができるのは間違いないですが、学校の外でもいろいろな体験ができます。
そして、幼少期や学齢期は家庭環境が大きいと思います。
でも誤解して欲しくないのは、私は、学校がダメとか言うつもりは全くありません。
むしろ、学校は信頼するべきだと思っています。
子どもに「しっかり勉強してこい!」って送り出す。
家は家、学校は学校としっかり分けて考えることが必要だと思うんです。
最近は、何でもかんでも学校のせいにする。
そんな風潮が強くなりつつあるような。
それって、学校に過度の期待や責任を押し付けているからに他ならない。
学校は学校で、勉学の一部や友達とのコミュニケーションを学ぶ場所。
あくまで教育の一部。
家庭での教育も大事!
いや、むしろ土台になる部分だと思います。
だからこそ、家庭でも学ぶ意義や人との付き合い方、問題への対処の仕方を子どもに教えていく必要があるのだと思います。
親自身も学んで子どもに示していくこと、大事ですね。
というわけで、前置きが長くなりましたが、今日はコミュニケーションを話題にします。
学校や園では主に同級生と先生(大人)と関わることが多い子ども。
そんな子どもがいろいろなコミュニケーションを学ぶ場は、家庭で親が他の誰かとコミュニケーションを取る場所に同席させることがもの凄い勉強になると思います。
適切な言葉が思い浮かばなかったので、同席と表現しましたが、ようは一緒に居させるってことです。
たとえば・・・。
ご近所さんとの会話をしているとき。
買い物に出かけて店員さんとやり取りをしているとき。
来客があってお客さんと話しているとき。
ええ!そんな所に子どもが居たら邪魔になるだけじゃん!
っていうのが素直な感想かもしれません。
そうです!
実際には邪魔になることも多々あります!
が、そこでの大人同士のやり取りを見て学ぶことも大事ですが、子どもが大人の社会でのコミュニケーションを取るチャンスでもあるんです!
同席させて挨拶をさせる。
名前を名乗らせる。
話題をふって、正しい言葉遣いで話させる。
質問に答えさせる。
お礼を言わせる。
なぁんだ、これだけか。
って思わないでくださいね。
言わせるのは簡単ですが、身に付けるのは難しいのです。
しかも、大人はマナーとして、相手の気持ちに寄り添った言葉がけができますが、子どもの場合は形だけの場合が多い。
このようなシチュエーションで親がお手本を見せるということが何よりも大事なことなんです。
言葉がけは言わされているだけかもしれませんが、親の挨拶する姿や場の雰囲気を感じ取って学んでいます。
荷物の配達をしてくれる方がいつも同じ方で、こちらの状況を考えて配達してくれる心優しい人なんです。
始めは大人だけのやり取りでしたが、子ども宛の荷物を届けてくれた時には子どもも一緒に対応するようにしてきました。
そのようにしていくと、自然と「こんにちは。」「ありがとうございます。」と言葉が出て、配達員さんの問いかけにもちゃんと答えられるようになる。
すぐに何でもできるようになるわけではないですが、親がこういった姿勢を見せること、子どもも一緒にやらせてみることも大事なのではないかと思います。
子どものコミュニケーション力を高めるために家庭での体験は大事です。
自分の子どもへの教育投資を怠らないようにしよう!(自分に言い聞かせてます!)
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