こんな考え方もあるんだ!
という話題。
聞けば、「なんだ。そんなの当たり前じゃん!」と思うのですが、このような視点をもって物事を見るとそうでない時の違いは大きいと思います。
機会費用とは・・・。
「ある選択をして行動した時、その他の選択しなかった行動(失った行動)をした時との結果の差異のこと」だそうです。
経済用語なので、かみ砕いで表現したつもりですが、ちょっとわかりにくいですね。
ようは、いくつかの選択肢があって、得られる結果に差があるんだよ!ということ。
日常生活にこの考えを当てはめてみると、海に行こうか?山に行こうか?という2つの選択肢があり、海に行けば高い所からの景色という結果は得られず、山に行けば綺麗な海の風景は楽しめないという感じでしょうか。
経済用語なので、日常に当てはめられるものではないかもしれませんが、考え方としては面白いと思います。
今回、一番伝えたいことはこの機会費用から導き出される考え方です!
この機会費用では、どの選択肢(どちらかの選択肢)が大事かな?
と、考えるために非常に重要な役割を果たしている。
つまり、どの行動(どちらかの行動)を選択した結果、必ず失われる行動もあるわけです。
そこで、選択されなかった行動と比べ、今選択した行動が価値あるものかを自問自答できるようになる!
この考え方こそが最も重要なものではないかと思うんです!
これを子育てにも取り入れてみると役に立つ!
子どもに対して何かをする時、長期的に見て、子どもにとって本当に価値あることなのか?と考えて見る。
例えば。
ちょっと頑張ればできることなのに、何でも手伝ってあげること。
失敗をさせないために、お膳立てをすること。
欲しいものは、何でも与えること。
これが良くないと言いたいわけではないんですが、こういったことするかしないか判断するためにも、「機会費用」というのは役立つ考え方です。
今は手伝った方がいいのか?それとも自分の力でやらせた方がいいのか?
今は、お膳立てしても成功させてあげた方がいいのか?それとも失敗も経験させた方がいいのか?
今回は、欲しいものを与えてあげた方がいいのか?それとも我慢させるのか?
子どものため、やってあげることが全てだと思考停止にならずに、本当に大事なことは何か?と考えることができるようになると思います。
どの選択をしたから正解!とすぐわからないのが子育ての難しさです。
ですが、教育現場にいると、ある程度選択すべき方向性があるのだなぁという実感があります。
そして、同時に絶対に正しい唯一の選択肢はないのかもしれないとも思います。
また、さまざまな良書から情報を入手するだけでも、大きな失敗をする選択肢を避ける考え方を養えることも確かです。
難しいことは、各家庭で子育て環境は大きく異なることです。
環境が変われば、選ぶ選択肢も変われば選択肢の内容も変わります。
一般論として、こういった選択がベターかもしれない!ということは言えますが、それがここのケースに当てはまるとは限らない。
だからこそ、それぞれ親自身が子育てについて多少の知識を自分たちで入手していく必要があるんですね。
このサイトがそんな手助けになれば幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【追記】
子育てに関するおすすめ本。
子どもに考える力が身に付く親の具体的な行動が示唆されています。
絶対読むべき良書です!