我が子には、よりよく育って欲しいというのが世の中のほとんどの親の共通の願いであります。
そして、その願いというのは時として、子どもの想いを無視したものになってしまうことがあります。
それは、仕事柄、色々な親御さんを見ていて思うことですが、自分自身にも当てはまるかもしれないなと振り返る必要があるなとも自覚しています。
よくある小学生での例は、学習塾。
子どもは全く行きたくないのに、もしくは、全くやる気がないのに学習塾へ行っている。
親御さんの意見も分からなくないです。
- 受験に向けて(子どもが受験を意識していなくても)
- 学力向上のため
- 学習習慣をつけさせるため
- 放課後の居場所確保のため
でも、貴重な成長の時をいやいやながらする勉学に費やすのはちょっともったいないなと感じます。
それは、スポーツなどの習い事もそうかもしれません。
我が子は、塾などは通っていませんが、スポーツはやっています。
そして、そういった習い事でもこんな事例が考えられるのではないでしょうか?
これは我が家の実例です。
【事例1 友達と遊びたいから休みたい】
さて、まずは長女の話題。
友達と企画した「ハロウィン」のイベントが、どうやら習い事の日と被ってしまったようだ。
複数人での企画だったので、日はずらすことが難しい。
そこで、親に相談。
さて、あなただったら?
友達と遊びに行かせる?それとも、ちゃんと習い事へ行かせる?
【事例2】
次は弟君の話題。
週に2回行っているサッカー。
急に休みたいと言ってる。
大きな理由は特になさそう。
おそらく、仲良しの友達がしばらく休んでいるから?ちょっと疲れているのかな?という感じで、休む理由としてはちょっと弱い感じ。
さて、あなただったら?
友達と遊びに行かせる?それとも、ちゃんと習い事へ行かせる?
【結論】
二人がしたいようにさせました。
なぜなら、第一に、習い事は学校でも仕事でもない。
第二に、プロを目指してやっているわけではない。
そして、第三に、人生においてその時に必要なことがそれぞれ違うから。
三つ目の理由が一番大きいかなぁと思います。
自分に置き換えて見ればわかると思います。
時には、息抜きだったり、その時にしか経験できないイベントだったり行事だったりというのがあるでしょう。
そんなんじゃ、さぼり癖がつく!という反論もあるでしょう。
でも、スポーツなんて所詮シュミじゃないですかぁ!と言いたい。
うちの子はプロを目指してるんです!っていうなら別ですが、そもそもプロを目指しているような子は、そんな事では休まないような気がするんですね。
人生は、何かを極めるためにストイックに生きる人もいると思いますが、そういった人は稀。
多くの人は、そうでないわけです。
習い事というのは・・・・。
「子どもの可能性を広げる力があるもの」
だと思います。
取り組んでみて、楽しいな!
これは好きな事だな!
自分には、こんなこともできるのか!(できるようになった!)
このように人生を豊かにするものだと思うんです。
しかし、それは子どもが前向きに取り組んでいる場合のみです。
嫌でも、苦しくても、何かを犠牲にしてでも行くとなると、その可能性を広げる力は上がるどころか、下がることも考えられます。
後ろ向きで取り組んでいる場合は、結果が着いてきません。
そんな時、自信を無くしたり、親からの叱咤激励を受けたり、どんどんとマイナス方向へ転落していくこともあります。
だからこそ、「子どもの想いを無視したものになって」いないか?
と自問自答することが必要になってくると思います。
でも、自分自身の経験で言うと・・・。
子どもの頃無理やりやらされたエレクトーン。
嫌で嫌で小4くらいでやめましたが、そのエレクトーンを習っていた経験はのちの人生で役に立ちました。
今でも。
そんな事もあるので、本当はどちらがいいとも言えないのかもしれません。
だから、娘、息子にはアレコレ習い事を進めている自分がいます。(笑)
言い訳っぽく聞こえてしまいますが、あくまで進めているだけですよ!
強引にはやっていません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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