前回、「育つ環境整備」なんてことを書いたんですが、例えばどんなことだろうか?
と思いました。
「育て方」というと、親からのアプローチの仕方のニュアンスが強くて、「~しなさい!」という指示や、「~はしちゃダメ!」という注意、あるいは「いい加減にしろ!」などの叱責が頭に浮かびます。
「育つ環境整備」というと、子どもが自由に「やってみたい」物事に挑戦できる環境を作ってあげることしょうか?
分かりにくいですね。
例えば。
- 親から見たら絶対失敗するであろうことも、子どもの好奇心から発するモノであればやらせてみる!
- 怪我をしそうなことをやっていても、ちょっとだけ様子をみたり、1回やらせてみたりする。
- ケンカもとりあえず、させてみる。
- 親から見て、「はぁ?何でそんなことするの?」というのも、初めてならやらせてみる。
- 大人がやっていてやりたいと言ったものは、危なくてもできる所までやらせてみる。
※もちろん、命や大怪我の危険があるもの、相手をめちゃくちゃ傷つけてしまうものは全力で止めます。
そして、やさしく「振り返る」こともわすれずに。
「どうしてうまくいかなかったのかな?」「どうすればよかったのかな?」「相手はどんな気持ちだったと思う?」
こうやって「振り返ること」で、小さい子どもであっても「心の中が整理」できます。
一方的な注意や叱責などをしなくても、振り返ることでもう十分に学んだり反省したりできることが多いと感じます。
そこで、私が考える「育つ環境整備」ってどんな感じなのかなぁと5つに整理してみました。
①試行錯誤
子どもが工作やらプラモデルやらなんでもいいのですが、興味をもって始めた活動。
どう見ても、やり方が違うけれど、ちょっと我慢して見守る時間を作る。
これこそ「育つ環境整備」の一つ。
失敗も経験させる。
自分の興味をもって始めたことは、ちょっと失敗ではめげません。
ちょっとの失敗を自分でクリアすることで「試行錯誤」していく力が伸びていく!(と思います。)
②危険予知
ちょっと危なそうな遊びをしていても、見守る。
もしくは、一言「それは、ちょっと~したら怪我すると思うよ。」などの声掛けをする。
大きな怪我につながるようなことはもちろん制止させますが、指先をちょっと切るとか膝を擦り剥く程度のものは自分で経験を通して学ばせる。
そうすることで、「危険予知」の力が伸びていく!(と思います。)
③心情理解
兄弟ゲンカもすぐには止めず、様子を観察。
どちらかが泣いたり、親の所へ助けて求めてきたり、取っ組み合いが始まったりしたら試合終了!
親が一緒に振り返ってあげて、どちらが良い悪いではなく、やらない方が良くなかったことや、それぞれの想いを引き出してあげる。
そうすることで、他者の「心情理解」につながる!(と思います。)
④探求心
親から見たら何でそんなことをするの?っていう行動でも、子どもにとっては初めての体験なのかもしれない。
本当に、ちょっとだけ「どうなるのだろう?」という好奇心の元、やってみただけということも大いにある。
大人はそんな当たり前のことをしっているから、バカげた行動に見える。
でも、そんな行動もちょっと見守ることで「探求心」が伸びる!(と思います。)
⑤チャレンジ精神
卵焼き作ってみたい! 野菜切ってみたい! 自転車乗ってみたい!
など、まだちょっと危なそうだなぁということも、やってみたい!という気持ちがあるのならば、親が手伝いながらでも挑戦させてあげる。
また、できそうなことでも(お手伝いレベルの)子どもにやらせると時間がかかるからとやらせないのではなく、そういったこともやらせてみる。
自分の力を試す経験を増やしてあげることで、「チャレンジ精神」が伸びる!(と思います。)
以上、5つ。
私が考えていることを整理してみました。
こうやって日々考えていることを言葉にすると、自分の思考がすっきりしますね。
みなさんも、同じように考えていたことありました?
ふ~ん、そうなんだ。
くらいでも感想をもってもらえたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご意見、感想などいただけたら嬉しいです。