家庭の中で是非とも体験しておきたいこと。
「分け合う」
体験というよりも、それが習慣化されることが大事かなと思ってます。
今回は、「一つのものを複数人で分ける」という体験の大事さをテーマにしています。
さて、「分け合う」体験をすることで、子どもはどんなことを学んでいくのでしょうか?
おやつを兄弟で取り合ってけんかになる。
人のことはお構いなしに自分だけ得をしていても平気。
自分のものを分けてあげたり、ゆずってあげるのが苦手。
こんなこと、我が子に思いあたることありません?
もちろん、幼少期や小学校時代であれば、このような事例が一切ない方がおかしいでしょうが、こういったことで困っているレベルであれば、今回の体験を習慣化させていくのもいいかもしれないです。
いつでも他者のことを考えて行動できるようになるわけではないですが、何かを「分け合う」体験をすることで少しずつ「相手のことを意識する」ようになるのは確かです。他者意識が芽生えていきます。
そこで、生活の中に取り入れていきたいことは「わけわけしよう!」という合言葉のもと、なるべく「分け合う」ことをするんです!

一番簡単でやりやすいものは、やっぱり食べものですね。
現在はよっぽどでない限り、食べるのに困るということはない。
ですが、あえて「一つの物を複数人で分け合う」体験を意図的に取り入れていきます。
兄弟であれば、あえて一つのパンを分け合う体験。
親子2人であっても、あえて一つの飲み物を分け合う体験。
「分け分けしようね~🎵」といって分けるんです。
余裕があってもあえて「分ける」体験をすることで、つねに相手を意識する思考へ変わっていきます。
「分け合う」体験を繰り返すことで、他者意識の土台が作られていくのです。
これが一番大きなメリットです。
他者意識が高まるとことで、相手の立場を考えられるようになる。
すると、思考や行動に変化がでてきます。
「相手の気持ちに寄り添うことができるようになる」
「分け合う」体験を繰り返すことでそれが習慣になり、相手を意識する習慣になり、そして他者のことを考える習慣になる。
つまり、コミュニケーション能力を醸成するのに大きな役割を果たしているというわけです。
難しく考える必要はなく、日々の生活の中で時々「分け合う」ことをすればいいのです。
食べ物を「分け合う」ことで、食卓でのおかずの取り合いは激減しますよ!
食べ物に関して言うと、我が家はこういったことはほとんどなくなりました。
むしろ、食卓のおかずの数を見て(残りの数を見て)、その時点で1人何個、余るようだったら余ったものを分けるんだねと、子ども同士で話しています。
いやいや、兄弟で分けさせるとケンカになるんですよ!って方も多くいます。
だから、面倒で一人一人に用意をしてしまう気持ちもよくわかります
でも、それも体験です。
そんなときには、こんなルールはいかがでしょうか?
「分けた人が最後に選ぶ」
こうすることで、切り分ける人はなるべく等分になるよう頑張りますからね。
食べ物の例がメインでしたが、スペース(遊ぶ場所)やおもちゃ(複数ある場合)、道具(色鉛筆やクレヨンなど)、順番(何かを使う、行う)もあるでしょう。
終わりに。
いつもいつも「分ける」ことにこだわる必要はないです。
たまにでいいので、意識的に取り入れていくことが子育てに必要な事だと思います。
無理をしない程度に取り組んでみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ご意見、ご感想などいただけたら嬉しいです。