先日、小1の息子が宿題をやっていました。
算数のひき算の問題。
繰り下がりがあるので、ちょっと苦戦をしています。
というよりも、寝る前の疲れている時間にやっているので、まずはそこが問題だと思うのですが。
親ならもっと早めに宿題やらせろよ!って言われそうですが、我が家は寝る前に宿題をするという習慣が出来上がりつつあるので、そこは流れに任せてます。
さて、そんな手こずっている息子君。
「ねぇ、11引く4はぁ?はちぃ~?」
とやる気のない態度で聞いてきます。
こっちも本を読んだり日記を書いたりしている時間なので、「う~ん、違うと思うなぁ」と片手間で返します。
そんなやり取りをすると段々と機嫌が悪くなるんですが、突然。
「アレクサに聞いてみよう!アレクサなら答え知ってるかな?」
とAIスピーカーに問いかけました。
「アレクサ!13ひく7は?」
さて、ここでどうしましょうか?
①おいおい!ズルかよ!ということで、即刻やめさせる。
②それは良くないことだよ、と諭す。
③放っておく。
皆さんならどう対応しますか?
もちろん、これが正解だ!というのはありません。
今回、私は、③を選んでみました。
続きはこんな感じ。
アレクサに「13ひく7は?」と聞いた息子君。
「13ひく7の答えは、6です!」と答えてくれた事実に驚き、むしろ嬉しそう。
他人に答えだけ教えてもらうズルさよりも、AIスピーカーが算数の計算をしてくれたということに感動している様子。
そして、もちろん他の計算式も問いかけてみるという作業をしていました。
ところが、数問答えを聞いたところで気が付いたようです。
「面倒だ!」ということに。
そして、その後はAIスピーカーに問いかけることなく、黙々と計算に取り組んでいました。
今回、伝えたかった内容は子どもは良い経験、悪い経験、いろいろな経験から学ぶものだ!ということです。
①AIスピーカーは頼れるかも?という閃き💡
計算するのが面倒だ!という課題?から、解決方法を思いついた!
②AIスピーカーが計算をしてくれた!
思いついたものが、思い通りになって感動を覚えた!
③答えを手に入れることはできたが、効率が悪いと気が付いた!
やっぱりこの程度の計算では、自力で解いた方が速いと気が付いた!
普段はこの経験からどんな学びがあるか?なんて考えることはないですが、この事例一つとってもこれだけのことを感じているのではないかと想像できます。
これは、親がこうだよって教えるよりも、自分で学んだ事の方がより深く自分のものとして残ると想像できますよね?
子どものって大人が思っている以上に、「どうしてそんなことするの?」っていう行動があるじゃないですか。
大人は常識として知っているからその行動は理解できない。
でも我々もきっとそうやって行動してきた経験があるから理解しているのかもしれない。
だから、子どもの行動をどう捉えるか?って大事だと思います。
子どものやることに対してすぐに口出しせずに、これはちょっと様子を見て学ばせよう!という視点も持つことができたらいいのかな。
日常の何気ない話題から考察してみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。