季節の変わり目の話題の1つ!子どもに「命」について考えさせるチャンス🎵

感性を育てる体験

日本に生まれてよかったなぁって思う瞬間はいろいろありますが、この四季に関してもいいなぁと思います。

 

 

それは、季節の移り変わりによって時の流れを実感できること。

また、季節によって自然の風景が変わり、その自然を楽しめること。

それに付随して、季節のスポーツやレジャーも堪能できること。

 

 

この四季の変化があるから、日本は独自の文化を発展させてこられたのだと考えられているそうです。

であるならば、この四季のある良さを、子育てにも生かしていかなきゃ損ですね!

 

 

そこで、今は「春」の到来なので、春へと季節が移り変わるときのことを考えていきます。

春は命が芽吹くとき。

だから、春は命、つまり生死について伝えるチャンスかな思っています。

 

 

人が「生」と「死」について一番初めに出会うのが、身近な動物ではないでしょうか?

犬や猫などの動物を家で飼っていればそういったことに出会うこともあるかもしれませんが、ほとんどの家では動物を飼っていないと思うので、一番身近な例だと、「昆虫」かなと思います。

 

 

この時期は、外を歩ていると花が咲いているのに気が付いたり、昆虫を目にしたりする機会が増えてきます。

大人である自分たちにとっては、そんな光景は当たり前で何の疑問も感じません。

でも、子どもにとっては発見なのです!

花が咲くことも、虫が飛び回っていることも。

 

 

子どもの目線は大人よりも低い位置になるので、よく蟻を見つけます。

冬の時期に、子供に蟻ってどこにいるの?と聞かれて何と答えますか?

蟻だけに、あり?っと気付いた時に見られる?

 

 

答えは・・・「土の中」。

もちろん大人であればそんなことは知っているけれど、子供にとっては素朴で身近な疑問。

冬が来るとぱったり蟻を見なくなります。

それは他の昆虫も一緒で、春になると暖かくなり、花が咲くのと同時に目覚めてきます。

 

 

「冬の間に受け継がれてきた命が、この暖かい季節になってようやく生まれてきたんだよ!」

こんな風に、季節を廻って命がつながっているということを実感できます。

 

 

また、子どもは大人が想像する以上に地面を見ていて、すぐさま動く虫を発見します。

蟻を見つけたならば、追いかけたり、巣を見つけたり、時には捕まえて・・・。

 

 

そして、子供は大人から見ると残酷と思える面を見せるわけです

平気で虫を踏みつぶしたり、バラバラにしたりして命を奪う行動をします。

 

 

でもそれは、「生」と「死」を知らないからであり、初めてのお試し行動をしているのです。

そんな時には、そういった体験をすぐさま静止するのではなく、体験した後に振り替えって考えさせるのです。

 

 

「踏まれた虫さんは、何て言いたかったと思う?」

「痛そうだったけど、自分がそんなことされてもいい?」

などと問いかけてみます。

 

 

こういった時に「ダメでしょ!」「可哀想でしょ!」と禁止が先に飛び出してしまうのはあまり良くないと思います。

こういう時の子どもの心の中は、知らないが故の行動であったり、探求心が上回っていたりするからなのです。

冷静に振り返って、「なぜダメなのか」「なぜ良くないのか」を諭す必要があります。

心の中で理由がストンと落ちないと、また同じことを繰り返す可能性があるんです。

 

 

「もう動けなくなっちゃったね」

「これが命を奪うということだよ」

「奪った命はもう二度と戻ってこないんだよ」

 

 

年齢にもよりますが、少しずつ、少しずつ。

そして、優しく伝えていって初めて理解できるものだと思います。

 

 

 

 

「命」について。

この時期、ちょっとだけでいいので、子どもと外を歩いてこんな話をしてみて下さい!

 

 

そんなの我が子は知っているはず!

そんなこと知っていて当たり前!

知っているから何度も言う必要なし!

 

 

それは、分かっています。

それでも、あえてこういった季節の話題から「生死」についての大事な価値観を確かめ合うのもいいと思うんです。

人はすぐには理解できないものが多いし、何より、人は忘れやすい生き物だから。

分かっていても、そういえばそうだったなぁ、何てことはよくありますよね。

 

 

親子で、季節の変わり目を楽しみつつ、「命」の話題で語り合うことで、自分の命や家族の命、その他命あるものへの理解が年々深まっていくのではないかと思います。

 

 

この時期、外へ出かけたら、是非話題の1つに!

そして、子どもの発見には付き合って下さいね!

子どもが小さいうちはたくさん散歩をして、寄り道をしよう!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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