人間の悩みなんてどんな時代でもそう大して変わらないもの。
だから書籍から知識や知恵を獲得するのって大事なんですね。
時代を超えて、変わらないものや本質を伝えてくれる!
そんな言葉に出会った瞬間でした。
山本五十六さんの言葉。
「やってみせ、言って聞かせ、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。」
有名な言葉ですね。
部下を育成するときに大事な要素がつまっています。
これは、もちろん子育てにもばっちり当てはまりますね。
でも、これには続きがあるんだそうです。
そんなん知ってるよ!って方はもしかしたら多いのかもしれませんが、恥ずかしながら、自分はこの一説しか知りませんでした。
続きはこうです。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。」
子育てや教育場面を思い浮かべてみると、なるほど!確かに!って思いませんか?
感覚的に、こうやった方がいいというのは理解できると思います。
特に「承認」や「任せる」といったところが、もの凄く重要なポイントではないでしょうか?
(この辺りが抜けている人が多いような気がするんです。)
さらに!
まだ続きがあるんです。
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
これも、感覚的に理解できるでしょう!
なるほど、人は任せられるだけでなく、信頼をされてこそ力を発揮できるわけですね!
(ここでも「信頼」という要素が抜け落ちていると感じる人を多く見ます。)
このように、今の子育てや教育に必要な要素がばっちり詰まっている言葉でした!
特に、「任せる」「見守る」「信頼」のあたり。
ここで私はあることに気が付きました!
この山本五十六さんの言葉は、「あること」を寛容に受け止めよう!ということが言いたかったのではと。
あることとは?
それは「失敗」や「傷つくこと」です。
このご時世、「失敗」をさせないように転ばぬ先の杖を与え、「傷つかない」ように過剰に守ってあげるような子育てが目立ちます。
できるだけよくあって欲しい!という親の願いはわかりますが、我が子の「失敗」や「傷つくこと」にたいして、異常に手厚くなっている。
自信をつけさせるという考え方もあるようですが、それでも「失敗」や「傷つく」ことを乗り越えることなしに人は成長しません。
私はこの山本五十六さんの言葉から、自分なりに学んだ事をまとめると・・・・。
・失敗や間違いを寛容に受け止めよう。
・傷つくことも必要。その時に寄り添ってあげよう。
この2点なのかなと思います。
あまりにも過保護な子育て。
失敗や間違いを避ける子育て。
これらは、とてつもなく弱い人間を生み出していくように思えてなりません。
「やってみせ、言って聞かせ、させてみて、ほめてやる。」
そして。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやる。」
最後に。
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼する。」
すべての場面でできることではないですが、こういったことを念頭において取り組んでいくことが大事じゃないかと思います。
これからも、先人の知識や知恵に学んでいきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。