我が家は子どもが2人いるのですが、今年ようやく下の子も小学生になりました。
一応、我が家は勉強しろ!とか、宿題しろ!と口うるさく言わないようにしていて、今の所、言わなくても宿題は、何とかやっています。
まあ、本当の所を言うと、「宿題しなくていいの?」「宿題あるの?」「宿題は終わったの?」くらいは言っています。
でも何度もは言いませんよ。
言っても一日一回くらい。
しかも自分(父)は、あんまりそのキーワードを口にしません。
どちらかというと、
「お!今日も何も言われなくても勉強してるじゃん!」
「今日もやってるねぇ!」
みたいなことを言います。
こちらの方が圧倒的に多いですね。
だから、うちでは宿題なるものは自分たちで進めるという習慣は、おおよそ出来上がっているのです。
しかし!
これでいいのでしょうか?
個人的には宿題は勉強とは言えないと思うんです。
なぜなら強制されているものだし、心から何かを獲得しよう、レベルアップしようと望んでやっているものではないから。
だから、分かりやすいのが夏休みの宿題。
うちの子達、計画的に毎日はやりませんでした。
だって、明日提出しなくていいので、後でやろうとかまだ先でいいやという気持ちが優先されるわけです。
おおよそこの心理が分かる人が多いと思います。
(もちろん一定数、ちゃんと計画を立てて進められる子もいます。)
だから、一方的に出される宿題は期限が迫ってなければどうしても後回しになりがちなんですね。
しかし、これからの時代は、「自分に何が必要か」とか「こういうことを知りたい」とか「〇〇ができるようになりたい」とか、そういうことを自分で見つけて自分で調べて自分の力にできる。
そういう自分発信の力が必要だと思うんです。
自発的とも言うんでしょうか?
自分から動くということが「勉強」なんだと思います。
この辺り、やらせれ感MAXの宿題とは一線を画すところだと思います。
でも、自宅にいるとそんな「勉強」って大人ですらしてないじゃないですか?
仕事や家事を終えると、テレビ・ゲーム・マンガ・SNS・ネットサーフィンとやること盛りだくさん。
会話を始めれば、世の中の文句を言ったり、会社やご近所さんの愚痴ったり、夫婦で子どものだらしないことを言い合ったり。
まあ、だいたいこんな感じの方、多いんじゃないでしょうか。
これじゃあ、勉強どころじゃないです。
そもそも「勉強」とは、何かをより良くするためにするもの。
社会を良くしていこうと知識を増やす。
効率よくするために、技術を学ぶ。
などなど。
つまり、「自分から進んで知識や技術、知恵を獲得していく行動」とでも言えるのかな。
①本、新聞、雑誌を読む。
幅広く、知識や知恵を増やす。
②辞書、百科事典、インターネットで検索する。
分からないことを調べ、知識や知恵を増やす。
③やってみる。(作る、造る、創る、運動する、弾く、話す、聞く、などなど)
とにかく行動、試してみることで得られる技術を身に付けられる。
このようなことが、家庭の中で日常的に行われていたら・・・・。
子どもは勝手に成長していくでしょう。
でも、それには環境を整える必要がある。
この「勉強」のイメージをどう子どもに伝え、この「勉強」の必要性をどう理解させるか。
難しいと思います。
でも、これも「勉強」。
まずは③のやってみる!からスタート。
自分は、まず2つのことをやってみることにしました。
①集中できる場所を作る。
②勉強している姿を見せる。
まず①について。
家の中に、何も置かない空間を作りました。
置いてあるのは小さなちゃぶ台(勉強用)と本棚だけ。
ここの空間は、それ以外は一切モノを置いておくことを禁じています。
(遊んでもいいけど、使ったら絶対に即片付け)
常に、何も置いていない状態。
このようにした理由は、現代は気が散りやすいものに囲まれていて、意識的に環境整備をしないと集中することは難しい。
つまり、「勉強」という行動に向かわせるためには、あまりにも誘惑が多い。
だから、我が家ではこの空間を「精神と時の部屋」と名付けています。
修行・勉強・遊びに集中できる場所としてね。
そして②。
精神と時の部屋で、本を読んだり、新聞を読んだり、日記を書いたり、このブログを書いたりしています。
正直、びっくりです。
驚くほど集中できます。
向きを変えれば視界には壁しかないので、必然的にやっていることに集中せざるを得ないといった感じでしょうか。
そして、1カ月ほど経過しました。
背中を見せているつもりですが、まだ子ども達への影響はあまりないようです。
ただ、先日宿題を精神と時の部屋でやった際、子ども達にインタビューしてみると、「まあ集中してできなかなぁ」と前向きの解答をもらえました。
また、本棚から本を取り出し、静かに読んでいることもありました。
これからどうなるのか?
まずは親である自分が「勉強」を続けていきます。
また、何か変化があったら記事にしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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