子どもに「挨拶」をしっかりさせたい!

子育てに関する考え方

今回はコミュニケーションの基礎、「挨拶」について考えます。

親からすると、子どもの他者への態度は気になるポイント。

だって、子どもの態度や素行は親の評価に直結するから。だから、皆さんも口癖のように子どもに「挨拶しなさい」と促していることでしょう。

もちろん、私も促します。

いやいや、そんな自分の評価のためにやってないって!子どものために言ってるんだって!っていう人もいるでしょうが、でもまあ、少なからず世間体は気にしていると思います。

もちろん、私も気にしています。

じゃあ、今日は「挨拶」の何の話題かというと・・・。

ちゃんと「挨拶」ができるようになるまでには、時間がかかるんじゃないかなということ。

いやいや、ご近所の〇〇ちゃんはいつも丁寧でお辞儀までできますよ!なんてケースもありますが、それは特殊な場合もありますし、そもそも幼稚園~小学生くらいでそんなきちんと挨拶ができたら、ちょっとやさられている感を感じませんか?

私は、たまに出来過ぎている挨拶に違和感を感じることがあります。

もしかして、めっちゃ叩き込まれているのか!?と。

スポーツを習っていて、やたら挨拶が丁寧な子に出会うと、どうしてもやらされ感が透けて見えてしまうのは自分だけなんでしょうか。もちろん、全員がとは言いませんが。

幼少期や小学生くらいまでは、ちょっと照れながらとか、中学生や高校生くらいでようやく会釈できるとか、大学生や社会人になって、やっと目を見て挨拶できるようになるってイメージです。

とは言っても、「挨拶」について我が子に何も言わないわけではないですよ。

大事なコミュニケーションツールなので、我が子にもしっかり身に付けて欲しいと思っているので、「挨拶」するよう度々促しています。

挨拶はもちろん促すのですが、その前に我々大人が自然とやって見せるというのが大事だと思います。

一番簡単なシチュエーションでは、ご近所さんとの挨拶でしょう。

子どもを連れて出た時に、ご近所さんに挨拶をする。それが、お手本になるわけです。

「おはようございます。」に始まり、何かをいただいて「ありがとうございます。」、迷惑をかけてしまって「ごめんなさい。」と、様々な挨拶を学ぶことができます。

この時に、子供を一緒に会話に混ぜるといいです。

近くで、無意識のうちに挨拶とはこういうものだというのを学ばせるのです。

これを意識的にしないと、逆の事が起こります。

子どもは大人以上に周囲を観察しているので、親の方は顔見知り程度だからいいやと挨拶をスルーすると、実は子どもはその人を知っていて挨拶をしたことがあるというケースもあります。

すると、挨拶はするものだという感覚がなくなり、しなくてもいいんだという意識の方が強くなってしまいます。

「挨拶はこうするものだ」というのを見る体験を通して、感覚で学んでいきます。

だから、自分から進んで挨拶ができるようになるのは、まだまだ先なんじゃないかなと思います。

大人のように挨拶ができるようになるためには、大学生や社会人になってからじゃないでしょうか?

「挨拶」はしっかりして欲しいけれど、ちゃんとできるのは大きくなってから、という意識をもち、まずは自分が率先して見せること、そして「挨拶」の意義を伝え続けること、くらいしかできないと思います。

怒って、押し付けてやらせても、形だけの「挨拶」になってしまうような気がします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。