親になってわかることは、家事と仕事に追われる毎日は想像以上に忙しい。
つまり時間がないということ。
みなさんもそう思います?
家事と仕事に加え、子どもの世話?しつけ?教育?まで加わってくると・・・・。
まあ、そんなに嘆いていてもしょうがない。今ある現状に文句を言っても何も変わりませんからね。
だから、どうするかが大事!
今回は、「考え方」の問題です。あなたは、どちらを大事にしてますか?
(子どもに)「片付けをさせる時間」VS(子どもに)「自由に過ごさせる時間」
両方とも時間に関する考え方です。
目の前の時間をどのように使うか。他の選択肢もあるとは思いますが、今回は「散らかった部屋」を想定して考えます。
※前提として、散らかった部屋とは別に寝室がある想定で考えてます。寝る部屋と子どもが遊んで散らかしてしまう部屋が一緒の場合は今回のケースには当てはまらないのでご承知おきください。
仕事から帰ってきて、夕飯の支度。
その間、テレビに夢中な子ども達。少しぐらい、片付けをしてくれたり、お風呂掃除でもしてくれたらどんなに助かるか。
ご飯できたよ!の声掛けも、数回言わないと反応がないくらい夢中になっている子どもたち。ちょっとイラつく。
子ども達が夕飯を食べ始めたら、さっとお風呂の掃除をしに行く。
食後は片付け。同時に宿題をやるよう声をかけるが、返事はあっても行動に移す様子は見られず、自分の好きなことを。またまたイラつく。
後やることは、洗濯を畳んでしまうだけ。
さっさと子ども達をお風呂へ入れてしまわないと、まだまだやら差なければならない「部屋の片付け」と「宿題」と「歯磨き」が待っている!
お風呂へ向かわせた瞬間に洗濯物を畳む。一緒にお風呂に入り、時間が無いからさっさと体を洗って出るようにさせる。迫りくる時間にイラつく。
お風呂から上がり、「部屋の片付け」か「宿題」か「歯磨き」か、どれをさせるかで迷い、その迷いにもイラつく。
とりあえず、「散らかっている」の目についてイラつくので、片付けはマスト事項にして、嫌な「宿題」を後回しにした報いを受けてもらおうと考える。
いやいや片付けるので、子どもも機嫌が悪くなる。その後も、嫌なものをやらさせるので、効率も悪く、余計時間がかかるだけになる。
どうでしょう?似たような感じの場面はありましたか?
実は、これ、我が家のちょっと前の例なんです。
小学生だから寝る時間を意識してそこを目指していくと、どうしてもやることを詰め込んでいくから、無理が生じるんですよね。
無理というのは、強引にやらせるということ。その結果、親子ともどもいい気分にはなりません。
せっかくの安心できる、リラックスできる家がピリピリムードになっては、子どもの良い成長は望めないですからね。
ここで最初の質問へ戻りましょう。
(子どもに)「片付けをさせる時間」VS(子どもに)「自由に過ごさせる時間」
どちらを選ぶ?
我が家は後者を選びました。
私のばあちゃんが「部屋が散らかってても死にゃあせん!」と言っていたのをきっかけに、まずは家で「気持ちよく」過ごせる時間を大切にしようと考えが変わりました。
誤解のないように言っておきますが、ごみ屋敷のように散らかし放題というわけではなく、平日の忙しい時間ではあえて片付けを強制しないというだけです。必要があれば、みんなで一緒にやります。
「散らかっている部屋」は大人にとって気持ちのいいものではないかもしれませんが、子どもにとっては嫌な「片付け」に時間を使うよりも、「自由に過ごせる時間」は心の安定をもたらします。
結果、子どもの心が安定することによって、大人の話や意図が通りやすくもなるんです。(これが目的になってはいけませんが。)
こうやって良いスパイラルが回ると、「宿題もやろうかなぁ。」とか「歯磨きをしなきゃ虫歯になるしなぁ。」と少しずつ自主的な思考が芽生えてくるんです。
人間、悶々と嫌な気持ちが蔓延している時には、前向きに考えようなんて思考にはならないような脳の仕組みになっているんです。
というわけで、今回は「部屋を片付ける時間」を「子どもが自由にリラックスできる時間」に替えてみよう!という話でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!