言い方を工夫すると子どもの行動も変わる?

子どもへの声掛けテクニック

子育てをしているとつい多くなる言動の第1位!

「~しなさい!」

これはどの家庭でもそうでしょう?

試しに一度数えてみて下さい!

結構な回数言っていると思いますよ。

例えば、我が家には小学生がいるので、朝の場面を想定すると。

起きなさい、顔洗いなさい、ご飯食べなさい、お皿片付けなさい、準備しなさい、着替えなさい、テレビ消しなさい、ちゃんと座りなさい、ハンカチ持っていきなさい、ちゃんと靴履きなさい。

これだけありました。

朝だけでこんなに!

でも、なんでこんなに「~しなさい」を毎日同じことを言わなくてはいけないでしょうかね?

それは、「~しなさい」という命令形では、人はなかなか習慣にならないということなんでしょう。

それに、「~しなさい」が一番手っ取り早い方法だからというのもあるでしょう。

何回言ってもやらない。

何回言ってもできない。

これらは、世の中の親の共通の悩み。

簡単な解決策はないのでしょう。

しかし、我が家は「~しなさい」をなるべく他の言い方に代えるようにしています。

ただし!

それによって効果、つまり習慣化できているわけではないので、絶対に良いかどうかはわかりません。

今日は、ある一つの事例だけを紹介します。(わりと上手くいっていると思うので。)

茶碗やお皿を綺麗にして欲しい時

食べ終えて、茶碗にご飯粒が残っていたり、お皿に食べ物が残っていたりすること多々あります。

そんな時。

「綺麗にたべなさい!」

「全部たべなさい!」

の代わりに・・・。

「80点!」

と点数を言う。

これだけ。

100%とは言わないけど、80%くらいの子どもはこれで動きます。

なぜか「100点」と言われたいんですよねぇ。

始めの頃は「どうして?」と聞かれます。

聞かれたら、「ご飯粒が残っているから」と、言葉で説明してもいいし、黙って茶碗をのぞき込むだけでもいいし、いろいろな手法が考えられます。

理由が分かれば、子どもは動き出します。

「100点」にしたいから。

すると、お皿やお茶碗がとっても綺麗になります!

言葉は違えど、同じ結果に。

そして、オプションも付け加えるとなおいい。

「ね?お茶碗が綺麗だと気持ちいいでしょ!」

「そうやって綺麗に食べてくれると、洗い物が助かるわぁ」

「食べ終わったお皿が綺麗だと、とってもデキル人に見える!」

などなど、「100点」が生み出す価値を伝えてあげる。

もちろん、毎回「〇〇点!」と言っていたら効果はなくなるでしょう。

たまにはこういう言い回しを使うことで、子どもの中に「このように行動することは価値のあることだ」と少しずつ染みついていくのだと考えています。

この価値に気付かせるというのが、私の子育ては投資だ!という考え方です。

だから、すぐに子どもは変わりません。

しかし、ちょっとずつタネ(価値)を巻いていくことで、いずれ心の中に根を張り巡らして行動や考え方が身に付いていくものと信じています。

「ご飯粒が残っているよ!」

「綺麗に食べなさい!」

「100点!」

こういった言い回しを適度に織り交ぜる工夫をしていくことが、我々お親にできること。

そして、子どもの変化や成長を焦らないことが大事なんだと思います。

こういった工夫を発見したら、また紹介します!

他にもこんな工夫していますよ!って方がいたら、是非教えて欲しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。