子どもに関することで、タイトルにある「固定観念」について話を聞いたので、今回の話題にしてみたいと思います。
今回のこの「固定観念」とは、「親が子どもに対して、こうあるべきだ!という強い思いを実現するために、親自身が「~せねばならない!」と想いこむこと」と考えています。
そして、この「固定観念」をちょっと取っ払うだけで、子育てが楽になりますよ!ってことだそうです。
これだけでは抽象的で分かりにくいと思うので、具体的に例をあげてみます。
我が子を見ていると・・・・。
- 「あれ?うちの子って出来ない方なの?」
- 「ちょっと、落ち着きないかも?」
- 「何度言っても分からないんだから!」
なんて思うことは誰にでもあること。
でも、そこから発展して・・・・。
- 「みんなと同じように出来るようにならなきゃ!」
- 「ダメダメ!落ち着かせなきゃ!」
- 「ちゃんと言うこと守らせなきゃ!」
となり、「~せねばならない!」という強い固定観念に縛られてしまうんです。

そうなると、もう我が子の「できない」「やらない」「わからない」の3ナイにしかスポットが当たらなくなり、そればっかりに執着しちゃう危険性がある。
もっとキラリと光る個性があるのに。
そのスポットをずらす作業が、「固定観念を取っ払う」ことなんですね。
つまり!
「~せねばならない!」(~しなきゃ!)
これをちょっとズラすんです!
- 「できない時もあるよね」(そのうちデキルさ!)
- 「落ち着きがない時もあるよね」(そんな気分さ!)
- 「分からない時もあるよね」(もうちょっと経験すればわかるはず!)
そう!
できない!と言い切らず、「~な時もあるよね!」と。
そういう見方ができることで、ちょっと心が楽になりませんか?
我が子の他の良い所にスポットを当てることができると思いませんか?

それじゃあ、根本的に解決にならないじゃないか!という意見もあるでしょう。
その気持ちはもちろん分かります。我が子の課題から目を背けるような考え方ですから。
しかし、課題に向き合うなら尚更。
「~ねばならない!」という視点に縛られていては、柔軟な解決策を講じることは難しいでしょう。
大人だって自分の課題ばかり指摘してくる人がいたらイヤになりますよね?
そして相手は大人ではなく、まだ未熟な部分もある子どもです。
スポットライトをずらしたり、引いたりして見てあげる必要があるんだと思います。
発達というのはグラフに表すと綺麗な右肩上がり直線にはなりません。
それは、データの平均であって子どもの成長というのは凸凹の曲線を描きながら、右肩上がりになっていくんです。
ただ、今回の話題は考え方の問題であって、子育ての対応の仕方ではないです!
何でも間でもマイナス面を見て、なんとかしなきゃ!って考えていると疲れませんか?
もちろん、度が過ぎる出来なさとか、迷惑をかけ過ぎるくらい落ち着きがないとか、そういったレベルであれば園や学校に相談するか、公的な教育相談機関に相談する必要があります。
我が子は、まるで片付けができないので、夫婦でどうしたもんかねぇとため息をつくこともしばしば。
でも、そこまでにしています。
自分でできるようになるためには、もうちょっと時間がかかるのでしょう。
それに、私達夫婦が片付けの良さに気付けるような仕掛けや伝え方を工夫していけば、自然とできるようなるんじゃないかとも考えています。
それよりも、頑張っていることや得意なことに話題にしていくようにしています。
皆さんのお家ではどうでしょう。
「~~ができなくて、日々、いらいらしてます!」とか、「言ってもできなくて、毎日小言ばかりです!」なんてことありますか?
ぜひ、聞かせてもらいたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。