当たり前ですが、子どもが成長していくと少しずつ子離れしていかなくてはいけません。
子離れじゃなくて、親離れ?
親子関係にもよりますが、大抵の家庭では親離れの方が早いように感じます。
まずは、保育園や幼稚園ですね。
でも、そこは園へ親が送り迎えをしているので、実質子どもが一人になる時間はほとんどない。
本当の意味で、親離れが始まるのは小学校からです。
子どもが一人で学校へ向かうからです。
それでも、心配だからと子どもの登下校に付き添う親もいるようです。
その心配とは、「交通安全」と「友達関係」の二つがあります。
今回のテーマは「子どもに交通安全について学ばせるためのちょっとした工夫」について。
これは、親のものと離れて一人で外の世界へ旅立っていく子どもに必要な知識です!
なので、しっかりと親が教えるべきだと思います。
さて、それでは本題です。
物事を子どもに教える時に、私が気を付けていることがあります。
それが、「思考を促すこと」をなるべく取り入れるようにしていることです。
「右と左を見なきゃ危ないよ!」
というように、危ない箇所について教えるというのはもちろん必要だし、それがよくないということではないです。
でも、それだけで終わってしまうと、子どもは親の指示に従って動いているだけ。
その状況を理解して行動しているわけでないから、親と一緒にいる場合だけにしかその行動がとれない可能性があるわけです。
教えるだけでなく、まずは考えさせる!
「ここでは信号がなくても、止まらなきゃいけないんだ!どうしてだと思う?」
と、なぜ止まらなきゃいけないのか?という視点を子どもの頭で考えさせる。
「ここでは車が来て危ないから、いったん止まらなくてはいけない。」
というように、子どもであっても、その意味や目的を理解したり納得したりすれば、行動として身に付きやすくなります。
そうやって、自分の頭で理解した行動については、一人で外へ出た時にもしっかり身に付いているのです。
よほどの山奥でないかぎり、信号や交差点はあると思います。
また、踏切があったり、川や池、海など、外へ出たら気を付けなければならない場所は山ほどあります。
そういった所を一つ一つ立ち止まって考えさせるのです。
それでは、交通安全について学ばせるちょっとした工夫について。
①問いかける
子供であっても、自分で考えて答えを出したことは記憶に残ります。
「信号が赤なのは止まりなさいっていう合図なんだよ。何で止まらなくてはいけないと思う?」
「ここは信号がないけれど、止まらないと危ないんだ。何でだと思う?」
こんな風に問いかけて、子どもの言葉で表現をさせます。
交通事故だけは体験したくないですよね!
体験できないことは、自分で考えて想像しなくてはなりません。
要はイメージで疑似体験ですね。自分が持っている知識と目で見てる現実から想像できることを結び付けていきます。
②一緒に考える
上手く答えられなくとも、一緒に考えることで答えを導き出させてあげます。
「ほら、車がこっちにビュンビュン走ってくるでしょ?今、道路にでたらどうなってしまう?」
「車とごっつんこして、イタイ、イタイになっちゃうね!」
少しヒントを出してあげれば分かります。
それでも、子供な何かに夢中になるとすぐそのことを忘れてしまいます。
③先に歩かせる
多くの場合、交差点であれば親が信号を確認し、先に渡ります。
それを、子どもにやらせる。
すると、子どもは自分で信号を確認し、左右を確認し、そして渡ります。
自分で考えないと、自分だけでなく家族も危ない目にさらすことになるからです。
これは誰もいない場所でやるといいでしょう。
他の通行人がいたら、その人を見て行動してしまうこともあるので。
こういった問いかけは積み重ねていくことが大事です。
考えさせることのメリットは汎用性があります。
単に、「ここは止まれ!」と教えるだけだと知っている道や場所でしか行動できないことがありますが、
「ここは車がいっぱいだから、いったん止まった方がいいな。」
「交差点では、左右を見なきゃ危ないんだった!」
などしっかり理解できていれば、似たような場所でも自分で正しい行動をとることができます。
親から問いかけられて、考えさせられる体験を重ねていくことで、自分で意識できるように変わってきます。
- 「問いかける」
- 「考えさせる」
- 「一人でやらせてみる」
「問いかける」「考えさせる」「一人でやらせてみる」のは、最初は時間はかかるけれども、成長していくにつれて交通安全に関しての不安は徐々に無くなっていきますよ!
子どもが自分で何が正しいかを判断できるようになるからです!
これも、子育てにおける投資だと割り切って、時間を割いてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ご意見、ご感想などいただけたら嬉しいです。