最近読んだ本で、これは子育てに役に立つ考えが詰まっている本に出会ったので紹介します。

タイトルにある通り、学校の先生向けに書かれた本ですが、親である自分が読んでも面白い!
使える!というよりは、子どもの行動の裏にある心が理解できる!
といった一冊です。
専門用語が若干理解しづらいところもあるので、まずは「メリットの法則」を読むのをお勧めします。

こちらの方が、「行動分析学」がどんな学問なのかを理解するには分かりやすく書かれています。(と思います。)
もちろん、どちらか一方でも十分子育てに活用できる知識が満載です!
ざっくり説明すると、「人間の行動は理由があって行動するのではなく、目的があって行動する」ということです。
(たぶん、こんな感じ。)
???
つまりですね。
例えば、何かと我が子はすぐに「できないと言う」行動が多くみられるとします。
これは、成功体験が少ないからだとか、自信がないからだとか、自己肯定感が低いからだと考えられたりします。
でも、ここで行動の直後の状態を観察するわけです。
「できないと言う」⇒「母が優しく声をかける」
おわかりでしょうか?
できないからという行動以前のきっかけではなく、「母の優しい声掛け」が目的となって、「できないと言う」という行動が発生している。
このように考えるのです。
ということは、この子は「できないと言う」ことで、母の声掛けをゲットしていた。
優しい声掛けで安心したかったんでしょうね。
じゃあ、安心して失敗しても大丈夫だという環境を作り出してあげれば、「できないと言う」という行動はなくなっていくのでは?と考えられるわけです。
また、単に母からの注目が欲しかっただけであれば、「できないと言う」と言った直後でなく、たとえば、「一人でできた」直後に「母の優しい声掛け」をすることで、行動が変容するかもしれません。
このように考えることで、子どもがどんな目的で行動しているのか?
子どもの心が少しずつ想像できるようになってくるということです。
間違えないでほしいのは、子どもの気になる行動を変えることではなく、子どものその行動の本当の意味を理解するということが大事だということです。
どちらも読みやすく役に立つので、迷わず読んでください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本を読んだ感想など、いただけたら嬉しいです。