はさみはいつから使わせる?

いろいろな技能

幼少期の子育て中の皆さん!

はさみは家にありますか?

そして、そのはさみは子どもに使わせますか?

どうせ、幼稚園や保育園のお製作か何かで使う機会があるから、危ないので特に家では使わせないという家庭もあるのではないかと思います。

でも、私は積極的にはさみを持たせていいと考えている派です!(どんな宗派?)

うちはたぶん、3歳くらいから使わせていたと思います。

最初から普通のはさみは確かに危険なので、こういった子ども用を用意してました。

使わせていた理由は、もちろん長期の投資目線だからです。

理由は2つ。

  • 危険だからという理由で遠ざけるのは、本人の自立を妨げるから。危険なモノの扱い方も付き合い方は興味をもった段階からできる範囲で学ばせる。
  • はさみが自由自在に操れるようになると、工作などの世界が広がるから。手先を使う活動だったり、創造性を養う活動だったり、試行錯誤する力を養う活動だったり、そういったものへの入り口になる。

もし、危ないからという理由だけで子どもからはさみを遠ざけていたら、ちょっともったいない気もします。

もちろん、これは家庭の問題なので絶対に使わせましょう!というつもりは全くないです。

使い方を間違えれば、大怪我につながる道具には違いないですからね。

ただ、2つめの理由のはさみを自由自在に操れるようになった世界というのは、やっぱり子どもの成長にとってとてもプラスに働くと思うのです。

はさみの使い方の上手下手で人生が変わるほどとは言いませんが、作り上げる作品には大きな差が生まれてしまうのは事実。

もちろん、だから何?という意見もあるでしょう。それを否定するつもりはありません。

が、しかし、ちょっとのリスク、この場合は子どもが怪我をするリスクだったり、親が見守っていなくてはいけないリスクだったり、散らかるリスクだったりそういったものを乗り越えられると様々な力を身に付けさせてあげることができる!

はさみは、すぐに上手に使えるということはないですが、積み重ねていけば必ず使い方が上達する道具です。

しかも、小学校ではかならず使う道具なので、就学前に使い方だけでなく、安全面での理解もさせておきたいですよね。(学校で、だれかを怪我させてしまったなんてことになったら大変!)

「上手にはさみが使えるようになるための手立て」

  • とりあえず、家で使う回数を増やす

子供は工作が大好き。

本能的に創造をする喜びが内蔵されているのでしょうか。

作られた玩具に惹かれがちですが、創造性を発揮して工作に勤しんでいる子供の目はキラキラしています。

そこでもし、「はさみを使いたい」という場面に出くわしたら、安全面を考慮しつつ、最大限自由に使わせるようにする。

自由に使ってみるという体験が大事です。初めからうまくできなくていいんです。

なかなか、そんな場面ないなぁという家庭では、意図的に作るしかありません。

例えば、食べ物の袋を開ける、紐を切る、(シュレッダーがなければ)個人情報をはさみで切ってもらうなど。探せばいくつか見つかると思います。

描いた絵を切り取るとかでもいいかも。その経験の中で、はさみの便利さに気付かせるとよいかもしれません。

  • 正しい使い方を教える

直線に切りたいときは、刃の中央~奥の位置に切るものを置いてから一気にチョキン!

分厚いものを切るときは、刃の一番奥を使う。

チョビチョビ切るときや、曲線を切るときにも刃の奥の方を使う。

曲線を切るときは、はさみでなく切るものを動かし、刃は一定の方向を向いているようにする。

  • はさみ以外で指先を使う何かを経験させる

これはいろいろとあります。それぞれのページで詳しく解説しているので是非見てください!

シールで遊ぶと指先の細かい動きや力の調整を必要とするのでとてもいいです!

折り紙も手先を使う遊びなのでとてもいいです!切って作品を完成させるものもあるから、はさみと合わせて使うことも多かったです。

 あやとりもやりました!手先を使います。

などなど、一般的なラインナップかもしれませんが、長期的にかつ意識的に取り入れていけば確実に成果はでるはずです。

これらはすべて経験をしていった方がいいです!

刃物は危ないからという理由で何かと避ける傾向が強いアイテムですが、しっかりと使わせてあげると、きっと子ども自身の世界が広がると思いますよ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ご意見、ご感想などいただけたら嬉しいです。